歌唱において音を伸ばすとき、その音の見かけの音高を保ちながら、その音の特に高さを揺らすことである。
ビブラートには含まれないタイプの音の揺れや、感情の揺れ等を示すことが多い。
音量の揺れと音高の揺れの二種類に分けられるといわれるが、電子楽器を除く一般の音源において、音高と独立して音量のみが揺動することは非常に稀であるから基本的には音高の揺れを指しているものといってよい。
また、聴覚上も両者を厳密に判別出来ることはないのであまり意義のある分別ではない。
演奏者や指導者が強調明示することがあるが、ある種のフィクションである。
終始楽譜通りに演奏するクラシックにおいてビブラートだけは演奏者の判断で加えることが一般的であるから奏法ではなく音色の延長で捉えられているという見方も出来る。
ビブラートを出すためには、腹筋群や横隔膜を使い呼気圧を揺らすか、アンブシュアを変える方法が一般的である。歌い手の嗜好にもよる。